教えるプロが執筆した、美文字の教科書

白黒はっきりつけたいところ 書写上のルール

マインド

私が子供や大人の方を指導するときに一番意識しているのは、書写上のルールです。

その理由は、悪筆を書かせないようにするためです。

悪筆とは

例えば、
・接筆のことを全く意識できていなかったり
・楷書と行書が下手に入り混じっていたり
・強調する点画が間違っていたり

などです。

 

どういう属性の人から、どう思われたいか

その悪筆であることが、実は人によっては悪ではなく、正義だったりします。

例えば、よく芸能人が自筆の文章をメディアに公開したりしますが、なんとなく上手っぽい、達筆っぽい人っていますよね。

そういった自筆の文章を見て、

「すごい!」
「うますぎる」
「先生になれる」
「感動した」
「教えて欲しい」

みたいなコメントがたくさん寄せられています。

もちろん私がその自筆の文章を見たら、「う〜ん」ってなりますし、その賞賛のコメントを見たら、「う〜〜〜〜ん」ってなります。

「いや、ぜんぜん上手くないよ、なぜなら〜〜」みたいなちゃちゃをいれちゃうと、場がしらけちゃうので、しないです。

「この芸能人の人は、こういった方達から良く見られていればそれでいいんだな」

って思って、傍観しています。

という感じで、人によっては悪筆が悪筆じゃなくなるのです。

 

私が教えたいのは、知っている人が見たら「知ってるね!」とつい言いたくなってしまう字

ちゃんとお勉強をしてきたプロなら、必ず知っているはずのものがあって、そういったプロを唸らせる字、

「君、知ってるね!」と言わせてしまう字を 私は教えたいと思っています。

ただ、これって難しいことではなく、書写上のルールの、その中でも”基本”さえ守れていればOKなのです。

プロが見たときに、基本を守れていれば好印象、基本を守れていなければ「う〜ん」となり悪筆と判断されます。

 

基本ができていないのにプロっぽいことをするのは、恥ずかしいこと

基本的なことができていないにも関わらず、一丁前にプロっぽいことをしたがる人を見るとこっちまで恥ずかしくなってきます。

本当のプロは、古典に裏付けられた美をベースにして、絶妙なバランス感で字を造形していっているのですが、
そういった茨の道を通らずして初心者がいきなりプロっぽいことをしようとするその様は、見てて滑稽以外の何者でもないのです。

当然、プロっぽいことはプロのやっていることと似て非なるものなので、プロから見れば超絶悪筆ということになります。