自分自身の上達を阻むのはいつも自分自身で、他人のせいではなく自分のせいなのです。
戦うべき相手は、自分の中に存在する弱い自分なんですよね。
弱い自分が、上達しようとする自分の足を引っ張るのです。
ということで、他人から「こうしたほうが良い」という添削を受けた場合は、その部分は直そうとした方が良いです。
私が硬筆・毛筆の検定試験の勉強をしていたときは、先生から添削を受けた部分は「二度と間違えないようにする」という気持ちで、勉強に取り組んでいました。
100%二度と間違えない、というのはやはり難しかったのですが(得意・不得意があったので)、それでも大部分は二度と間違えないようにできていました。
先に直せるところを直し、なかなか直らなかった部分(不得意なところ)は、
1.自分の中で様々な仮説を立てる
2.それをベースに作品を書いてみる
3.書きあげた作品を先生に見せる
4.どの仮説をもとにした作品がベストもしくはベターなのか、指摘してもらう
こういったことを繰り返し、”数打ちゃ当たる戦法”をしていました。
ですので、良くない作品とはどういう作品なのか、良い作品とはどういう作品なのか、というのをそれなりに把握することができました。
硬筆・毛筆の1級は、減点されない無難な作品作りを目指す
1級ともなれば、とても上手な作品を書かなければならない!という先入観を持ちがちですよね。
確かにそうなんです。上手に書かなければならないのです。
しかし、それ以上に重要なのが、”変なことをしない、ミスをしない”ことの方が重要だったりします。
1級は合格基準点が高い(90点)ので、ちょっとしたミスで減点されたときに、その減点が命取りになってしまいます。
ですので、「特別上手、というわけでもないが、だからといって変なこともしていないので減点ができない、とても無難な作品」これを念頭に置いて、1級の作品を作ると良いです。
”変なこと、ちょっとしたミス”の具体例としては、
・硬筆1級の第3問(縦書き)で、3字連綿をしたが、ちょっと失敗してしまった
・毛筆1級の第1問(三体)で、行書を書いているときに、高得点を狙うべく普段し慣れない崩しをしたが、少し失敗してしまった。
とか。
こういうことになってしまうなら、
・3字連綿ではなく、自信のある簡単な2字連綿(いる、ある等)にして、失敗しないようにする
・普段から書き慣れている行書しか書かないようにする
ということをしたほうが良い、ということです。
”変なこと”の相違
すごく難しいのが、審査員の目から見て”変なこと”と、受験者の目から見て”変なこと”というのは、全然違うということです。
これは、教科書やテキストで学べるところもあれば、学べないところもあります。
一つでも多くの”変なこと”を覚えるためには、実際に先生から指導を受けるほうが効率的かもしれません。
先生から指導を受けると、独学と比べてお金はかかりますが、それは時間とお金を天秤にかけて慎重に判断しましょう。



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