歴史的仮名遣いの問題は、
・硬筆書写技能検定の1級
・毛筆書写技能検定の1級
にて出題されます。
結論から言うとこの歴史的仮名遣いの問題は半分解ければOKという目安で勉強すると良いです。
以下、理由。
・配点が50点しかない
・勉強範囲が膨大すぎる
・毎回半分は優しい問題が出題される
この3点が理由です。
以下、詳しく書いていきます
1.歴史的仮名遣いの問題とは?
1級でのみ出題される問題で、硬筆・毛筆ともに理論問題の一番最後(10問-B)に登場します。
詳しくは「歴史的仮名遣いの上からみて正しくない箇所を訂正する」という問題です。
実際の出題例は以下
歴史的仮名遣いの上からみて正しくない箇所を訂正するので、正しい場所は訂正してはいけません。
訂正箇所は5か所あります。
正しい箇所を訂正できれば1問10点加算され、訂正すべきでないところを訂正してしまったら1か所につき3点減点されます。
ですので、「どっちか訂正することは確実なんだけど、どっちかがわからない」という状況のときは、どっちも訂正すると+7点されます。
※もしどっちかのみ訂正して違っていたら0点。あっていたら10点。
迷わず+7点ルートをとって安全を狙った方が良いです(という得点戦略も結構大事です。)
2.歴史的仮名遣いの問題は、大きく分けて2系統ある
歴史的仮名遣いの問題は大きく分けて2系統あり、そのうちの1系統のみしか出題されません。
詳しくは以下サイトを参考にしてみてください。
ベネッセ教育情報サイト:
https://benesse.jp/teikitest/chu/japanese/japanese/c00459.html
このサイトの中の、
(1)~(3)・・・硬筆・毛筆書写技能検定1級で出題される系統

(4)~(7)・・・ 硬筆・毛筆書写技能検定1級 で出題されない系統

です。
正直、このサイトの(1)~(3)の知識さえ抑えておけば十分なのです。
ただし、このサイトで覚えられる知識は、
X. 歴史的仮名遣い → 現代仮名遣い に変換する
という知識であり、
Y. 現代仮名遣い → 歴史的仮名遣い に変換する
ではありません。
このX.とY.は大体似ていますが、厳密にいえば似て非なるものですので注意が必要です。
硬筆・毛筆書写技能検定1級では、このY.の方式で出題されます。
このことについて詳しく書こうと思いましたが私の理解が浅い可能性があったので書きません。。。。
例えば、
「越える」「絶える」「見える」
が出題されたとしましょう。
上記サイト内の(1)の知識を用いると、
「え」だから「へ」に変換しよう!
と思って、それぞれ「越へる」「絶へる」「見へる」
と変換してしまうと、これは間違いなのです。
例に出した「越える」「絶える」「見える」は、今も昔も同じ仮名遣いなのです。
というように、仮名遣いにはイレギュラーパターンも存在してしまいます。
感覚的には、上記サイト内の(1)~(3)を覚えられれば十分ですが、さらに安全を狙いたい場合はこういったイレギュラーパターンを覚えるとよろしいかと思います。
3.実際に過去問を解くことも大事(=点数を取るためには問題慣れする必要がある)
知識だけ覚えていても、実は問題を解けるかどうかは別問題なのです。
なんというか、この問題にはすごいクセがあるんですよね。
知っているのに解けない、みたいな。
それは、我々が現代仮名遣いに慣れてしまっているから、それに違和感を覚えることが難しいからだと思います。
ですので、覚えるだけでなく、実際の問題を解いて問題慣れする必要あります。
定番の過去問を解きましょう。
過去問については、よくまとめられたものが以下書籍にありました。
桃花会の筆順辞典ですが、後半部分に付録として、過去に出題された歴史的仮名遣いの問題がまとめられています。
※全部引用するとマズそうなので、ちょっとだけ引用
これを全て暗記できれば、50点中の30点~40点は狙えるでしょう。
私もこれを全部暗記しました。
問題を解く時は、声に出して読んでみるといいです。
「思い出」と書いてあったら、
「おもいで・・・おもいで・・・・あ!おも”ひ”でだ!!」
と、正解を探りやすくなります。
4.まとめ
最初にも書きましたが、この歴史的仮名遣いの問題は半分解ければOKという目安で勉強すると良いです。
・配点が50点しかない
・勉強範囲が膨大すぎる
・毎回半分は優しい問題が出題される
勉強しようと思えば限りなく勉強できてしまう分野でありますので、合格だけを狙うのであれば、20点~40点とれれば問題ありません。
さらにイレギュラーパターンも覚えられれば、30点~40点まで底上げできます。(=安定した点数がとれるようになる)
残りの10点の差を埋めようとする場合、つまり毎回コンスタントに50点満点を取ろうとする場合、覚えなければならない知識が一気に広がってしまいます。それはそれはとてつもない労力を必要とします。
たった10点のためだけに、そこまで労力を割くのは本当にコストパフォーマンスが悪すぎますので、それなら別の問題の勉強に時間を割いた方が合格率を高めます。
ぜひ参考にしてみてください。





