硬筆・毛筆書写技能検定で合格率を上げるためには、点数を上げること(=上手に書くこと)も大切なのですが、実は減点される箇所(=下手に書いてしまったところ)も把握し、
加点と減点の2要素を知る
ことが大切です。
というか恐らく減点される個所を把握することのほうが大切です。
検定試験を受けても、何度も同じチェックで落ちてしまう人というのは、加点ばかりに気を取られていて、減点箇所を把握できていない人だと思います。
ということで、代表的な減点箇所を3つ挙げてみました。
減点される個所① 「余白が意識できていない」
余白というのは、紙面に対して文字を配置したときに出来上がる余白のことです。
特に上下左右の余白のことですね。
例えば、硬筆書写検定3級~1級の第3問(縦書き)と第4問(横書き)は、以下のような罫線内に、文字を書きます。
文章をただ書けばいい、というわけではなく、上下左右の余白が窮屈にならないよう、自然な余裕をもって文字を配置する必要があります。
書く、というよりかは配置する、という言葉のほうが適切かと思います。
もちろん、罫線がない無地の紙(掲示文やハガキ、自由作品)に対しても、同じように上下左右の余白を意識する必要があるのに加え、行間(行と行の間の余白)も意識する必要があります。
減点される個所② 「字粒の大きさが不統一」
字粒というのは字のサイズのことです。
直感的にわかると思うのですが、やはり文章の最初から最後まで、同じようなサイズ感(漢字ならこのサイズ、ひらがなならこのサイズ、カタカナならこのサイズ)で統一したほうがキレイに見えると思いますよね。
それがバラバラで不統一だと、やはり減点されます。
また、ひらがなが漢字より大きくなってしまったり、同じようなサイズ感だと、それも減点されます。
減点される個所③ 「各問題の指示通りに書けていない」
例えば、
・「行書で書け」という指示があるのに楷書で書いてしまったり、
・「楷書で書け」という指示があるのに行書で書いてしまったり、
・「油性マーカー」か「耐水性顔料マーカー」で書けという指示があるのに、ボールペンで書いてしまったり、
そういった行為のことを「各問題の指示通りに書けていない」と言います。
つまり違反行為です。
「いや~自分はちゃんと指示どおりにかけているよ」と考えてしまうのはちょっと問題で、
実は
・「楷書だと思っていた書きぶりが、実は行書だった」とか、
・「ちゃんと油性マーカーで掲示文を書いたけど、実はペンの先端が四角の形状のもので書いてしまっていた」とか、
こういう本人が無自覚でやってしまう違反というものが、本当によくあります。
無自覚でやってしまっているものを独学で気づくというのはかなり難しいので、指導者に確認してもらうと良いと思います。
まとめ
・減点される個所を知ると合格率が上がる
・余白、字粒を意識、そして問題の指示を守る
・無自覚が一番やっかい



