硬筆・毛筆書写技能検定において漢字かな交じり問題が出題されます。
硬筆4級を除いて全て行書で書かなければならず、準2級以上はひらがなの連綿はしても良いということになっています。
この漢字かな交じり文ですが、書く前にしっかりと計画をしなければなりません。
計画とは具体的に、
・ひらがなの連綿はどこでするか
・文章の中に漢字が重複していたら、どのように変化させるか
・文章の中に部首が重複していたら、どのように変化させるか
など。
ひらがなの連綿はどこでするか
このひらがなの連綿は、漢字かな交じり文において、作品を上手に見せるテクニックのひとつです。
ですので、できればした方が良いのですが、連綿が失敗しちゃうくらいならしないほうが良いです。
失敗する例として、書き途中、「あ、ここ連綿できそう!」と突発的に行ったひらがなの連綿は、大体失敗します。
書き始める前に、「このひらがなで連綿をする」と、文章に〇印をつけてから連綿をすると、大体成功します。
漢字が重複、部首が重複していたら、どのように変化させるか
やたら同じ漢字が使われるときってありますよね。
漢字が重複していたら、なるべく別の崩しをして、「いろいろな崩し方を知っているぞ!」と、アピールをしたほうが審査員に好印象です。
ただ、だからといって我流の崩しをしてしまうと減点になります。
もし1パターンの崩ししか知らないのであれば、いさぎよく1パターンの崩しをしたほうが、減点は回避できます。
1級は、高度な崩しをしなければならない?
結論から言うと、1級だからといって高度な崩しをしなければならない、ということはありません。これが、受験者のよくある勘違いです。
重要なのは、「崩しのレパートリーが豊富であること」です。
ですので、例えば
A.楷書に近い行書(=簡単な崩し)
B.草書に近い行書(=高度な崩し)
C.この2つの中間くらい
を知っていることが理想なのですが、1級レベルといえど全てを網羅する必要はなく、AとCのパターンを知っていればOKです。
また、高度な崩しは相当の書き慣れが必要です。
「高度な崩しをしたけど、でもちょっと失敗しちゃった」だと、減点です。
やるならやるで成功しなければなりません。
成功確率がもし低いなら、あまり高度な崩しは避けた方が、合格に近づきます。
「減点されないことを目指す」という意識で作品を作ると、合格します。



