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【硬筆・毛筆】「草書」は書道を学習する上で、ひとつの壁

書道の学習を進める場合、一般的には「楷書」から学習が始まり、続いて「行書」、さらに「草書」という順番で進められるでしょう。

「楷書」から始める理由は、普段の日常生活の中で既に使用している書体で、親しみやすいからです。
次に「行書」ですが、「楷書」の点画が少し崩されたように見える書体で、どちらかといえばまだ初心者の方でもギリギリ読み取れる範囲の書体です。
最後に「草書」ですが、これがとても厄介です。初心者の方が草書で書かれた文字を読み取るのはまず難しい。それくらい、点画の省略、点画の連続(連綿)がなされています。

因みに、「草書」の成り立ちは2系統あります。
1.「楷書」⇒「行書」⇒「草書」という順番で崩れた「連綿草」
2.「隷書」⇒「草書」という順番で崩れた「章草」

一般的には 楷書→行書→草書という順番で勉強する故に、草書は1.の系統で崩れていったと認識されていると思いますが、実は2.という系統で崩れた草書もあります。

草書は難しい。読むのも書くのも。

さて、草書はどうして難しいのでしょうか。

それは、もはや別の言語だからです。もう外国語です。

「どうして英語って難しいんだろう?」という同じ次元の悩みだと思います。

しかし英語とは違って、スピーキング・リスニングはなく、ライティングとリーディングだけですので、まだ草書のほうが簡単だと思いますので安心してください。

代表的な草書の古典 孫過庭の「書譜」

孫過庭(そんかてい、648年 – 703年) が687年に書いた「書譜」
全て草書(一部行書)で書かれています。
書論について述べられていて、その内容自体も評価されている作品です。
全3727文字。

書譜はまだ読みやすい草書の分類(ゆえに初学者向け)とされていますので、初心者の方でもところどころ読める漢字があるのではないでしょうか。

引用: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E9%81%8E%E5%BA%AD

難しい理由1.「点画が省略される」

草書は速く書くことを目的にされていますので、とにかく点画を省略します。省略というのは、その点画を無くしたり、元あった点画の箇所に線を1本通過させることによって、「そこに点画が何かあったんですよ」ということを示したりします。

しかし、点画を省略しすぎて元の漢字が読めなければそれはよろしくありませんので、誤読されない限界まで省略が進んでいます。
誤読されない限界まで・・・とはいうものの、実は形が全く同じ草書も存在してしまいます。例えば、「去」と「夫」など。こういった場合は、前後の文脈で「何の文字が書かれているか」が判断されるようです。

難しい理由2.「休みなく連続で書き続ける」

楷書は1画ごとに休めますが、草書だとそうもいきません。草書は休めるポイントが少なく、しかも点画ごとの連綿も多用されます。草書にも点画というものが存在しますので、その点画を意識しないといけないのも難しいところです。さらに、線の変化(太・細)も大切です。基本的に実線(点画)は太く、連綿線は細くしなければなりません。連綿線が太く・実線が細くなっていたら、それは草書を知らない人だと判断されます。

難しい理由3.「点画が短くなる」

点画は省略はされないものの、極端に短くなったりします。
長い点画は短く、短い点画は点になったり、はたまた筆を進める方向が逆になったりします。
筆を進める方向が逆になる、というのは、普通は横画であれば左から右に書きますが、逆に右から左になる、ということです。ちょうど「ノギへん」の1画目のような動きに似ています。

難しい理由4.「伝統的な字形がベースとなっている」

伝統的な字形というのは、書道の中だけで使用される字形で、いわゆる「書写体」や「筆写体」、「異体字」と呼ばれるものです。例えば、「声」や「処」は以下の字形となります(ペイントソフトで書いているので、若干の粗はお許しください)

これらの伝統的な形から、草書が成り立っていることも多いので、例えば楷書がこういう字形だから草書もこういう字形になるだろう、という推測は成り立たないのです。

「読む」のはまだ簡単。「書く」で挫折必至。

さて、初心者の方からしてみたら、「読む」のですら難しいと思いますが、実は「読む」のはまだ簡単なのです。草書というものは、点画の省略に一定の規則性があり、それを覚えてしまえばある程度読めるようになります。あとは読み慣れです。

しかし「書く」となると、難易度は一気に跳ね上がります。
英語で例えるなら、「読む」のは比較的簡単ですが、「書く」になると一気にハードルが上がりますよね。それと同じです。

草書っぽいものを書くのは簡単です。ちゃんとした「草書」と呼ばれるものを書くのが、非常に難しい。故に、硬筆・毛筆書写技能検定でも、草書にチェックが何度も何度も何度も入り、挫折していった人も多いです。
「ちゃんと草書を書いているじゃないか!なぜ!?!?」と、疑問を持つ人がどれだけいることか。。。私もその一人でしたが。

草書って、本当に見た目以上に技術が詰まっているんですよね。ちなみにうちの書道教室では草書突破オンラインレッスンやっていますので、参考があればぜひ。短期間で草書の書き方を身に着けさせます。

まとめ

自転車の乗り方と同じで、草書とは慣れで、慣れたらスラスラ読めたり書けるようになります。草書に慣れるためには、とにかく草書を「読む」「書く」ことがとてつもなく大事です。古典作品であれば、王羲之の「十七帖」、孫過庭の「書譜」など。これを二折法で臨書してみましょう。トン・スー、スー・グーのリズムです。楷書を書くときの三折法(トン・スー・トン)ですと、リズムよく書けませんので、二折法で書かなければなりません。

  

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