硬筆書写技能検定試験の勉強 意地でも独学を貫いてわかったこと

全て

追記
2020年7月の第1回試験にて、毛筆書写技能検定1級にも合格し、やっと2冠になりました。
特に毛筆書写技能検定の1級は、半年間程度の勉強で一発合格することができました。
様々な仮説・検証を立てたからこそのスピード合格です。

さらに追記
毛筆書写技能検定1級を主席合格し、文部科学大臣賞を受賞しました。
私の仮説・検証はさらに強固なものになりました。


以前、硬筆書写技能検定の1級に合格いたしましたが、
今思い返せば、検定合格のためにとても遠回りしてきたなぁと思いました。

3級、2級までは独学で問題なかったのですが、
「よし、この調子でいこう!」と、相も変わらず準1級も独学で勉強をしていたら、なんと3回連続で落ちてしまったのです。

「なんで!?こんなに上手いのに!?」と正直思ってました。

しかし、1級に合格した今。
準1級を受験しようとしていた当時の筆跡を見てみたら、
「あ、これは確かに落ちるわ」
というレベルのもので、お世辞にも上手いとはいえないものでした。
(一般の人が見たら上手に見えるのでしょうけど、指導者から見たら下手に見えます)

準1級すら3回連続で落ちてしまったことを受けて、
「勉強の仕方がまずいのではないか」

というふうに、

「合格までのアプローチの仕方」
に疑問を持つようになりました。

「合格に必要な要素は何か?」
「どこを重点的に学ぶべきか?」

審査員に審査をされる性質の試験は、当たり前ですが自分では何が重要なのかわかりません。
「自分はこう思うんだ!!!」を強く主張したところで、
「あ、そうですか」と除けられる運命しかありません。

「審査員は何を思っているのか」
「審査員は受験生に対して何を求めているのか」

これを知ることが合格までの早道だとわかったのです。

残念ながらこれに気づいたのが、初めて1級を受験する直前。
当然1級は落ちてしまいました。

しかし、なんとなく勉強の方向性がわかった自分は、どこか自信に満ち溢れていました。
それからは書写技能検定の審査員を担当されている指導者を見つけて、とにかく指導をたくさん受けました。

そして、2回目の1級受験。
見事合格することができました。

「やっぱりそういうことなのか」と、強く思いました。

独学か、指導を受けるかによって、合格のスピードが段違いです。

検定試験に最短合格を目指したいという人は、絶対にその道の指導者から指導を受けるべきだと思います。
逆に、特に期限を決めておらずゆっくりと合格を目指している人は、独学で十分かと思います。

「独学が悪、指導を受けることが正義」ということを言っているのではないので、ご注意ください・・・。

言い換えれば、目的地にたどり着くまでに、

・車を使って遠回りするか
・飛行機を使って近道するか

これだけの違いです。
(ゆっくりでも全然いいのです)

私は、合格をするために遠回りもしたし、近道もしました。
ゆえに
「何が遠回りか?」
「何が近道か?」

もたくさん知っています。

”本当は近道したいのに、遠回りになってしまっている”という生徒がさんがいた場合、近道を行くための指導ができると思います。

 

 

 

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