なぜ私は書道師範だけでなく硬筆の師範も目指したのか

全て

私が書道に初めて触れたのが2017年2月のときで、それから約4年が経過しました。

私がなぜ硬筆・毛筆書写技能検定1級に最短合格/

書道師範だけで良かったはずなのに、どうして硬筆師範も目指したのか、これについて書いていきます。

 

私の中では、字が上手もマストだった

結論から言うと書道師範に成った時点で、字が上手であることもマストだと思ったからです。

世間一般のイメージは、書道師範=硬筆も上手っていうイメージってありますよね。

私もそういうふうに思う人でした。

なので、硬筆も上手にならなければならない、という使命感を感じていました。

 

私は「下手だから上手になりたい」では無かった

硬筆を習う方の多くが、「普段の字が下手だから上手になりたいんです」という動機で習い始めます。

私の教室に通っていただいてる生徒さんは、ほとんどがそのようにおっしゃっています。

しかし私の場合、

「下手だから上手になりたい」

ではなく、

「教える側に立つから、上手にならないといけない」

でした。

この動機は今も変わっていないです。

 

人に教えることを目標としていたから、上達が早かったのか?

私は2017年11月の硬筆書写技能検定3級に合格し、その2年後の2019年11月に同検定1級に合格しました。

合格のために、約2年もかかりました。
(時間数にして約1500時間くらい)

最初の1年8ヶ月くらいは独学で、最後の4ヶ月弱は先生に指導してもらって何とか1級に合格しました。

結局、1級合格(指導者レベル)に必要なことは、指導者としての意識を持つことが重要でした。

ですので私はこの2年の間に、”文字”ではなく”意識”が大きく変わりました。

例えば、意識が変わる前は、
「もうこれくらいで合格させてくれないかな」
「ギリギリ合格させてくれないかな」
「こんぐらいで勘弁してよ」
「十分キレイでしょ」

みたいなことを考えていたのですが、

意識が変わった後は、
「自分に生徒さんがいたとして、その生徒さんが自分の字を見てどう思うか?」
「この字を見てキレイとか上手とか言ってくれる人はいるのか」
「私(渡辺)から学びたいって言ってくれる人はいるのか」
って考えるようになりました。

ということで、本気で上達したい人は字に注目するのではなく自分の意識に注目すると良いと思います。

「ぜんぜん上達しない〜〜〜」

という人は、まず自分の意識に注目してみると良いと思います。
多分、そこに自分が求める答えが有ります。

 

1級は、意識が足りない人を不合格にさせる

逆に言うと、1級というのは意識が足りない人を不合格にさせる試験です。

指導者としての意識、字に対する意識など。

これらが足りないと、1級の合格は不可能です。

不合格を連発してしまう人は、意識を意識しているか意識してみましょう。

 

参考記事

半年で毛筆1級合格(文部科学大臣賞受賞)するために考えたこと

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