自分の話を聞いてほしいときは、まずは相手の話を聞く

社会人のコミュニケーション能力の一つとして、「自分の話を聞いてほしいときは、まずは相手の話を聞きましょう」といったことがいわれます。

これは、商売においても同じだと感じています。

私は書道教室を運営していますが、書道教室を運営されている人の中で特に意識が高い人は、「書道の〇〇といったことを伝えていきたい、書道を通して〇〇を実現していきたい」という強い信念があったりします。

そういった信念があることは大変すばらしいことなのですが、そこに入会している生徒さんの悩み・課題はちゃんと解決できているのでしょうか。

つまり、

”あなたが伝えたい事=生徒さんが解決したいこと”

になっていますか?(ちゃんとマッチングできていますか?)
ということです。

これがミスマッチの場合、書道教室側の一方的なコミュニケーションになっていて、一向に悩み・課題が解消されない状態で生徒さんはお金を払っている、そんな図式は私は違和感しか覚えません

書道教室に初めて通うような方は、右も左もわからない人が少なくありません。

・実用書道
・芸術書道
・ボールペン字(硬筆)

いっしょくたになっている方もいらっしゃいます。

入会時に、指導者側がこれらの違いの説明、自分の教室で提供できるサービスの説明、それからお客さんがどんなことを求めているのか?これを詳しくヒアリングする必要があります。

お客さんが”やりたいこと”は、うまく言葉にできないでしょう。そんなときは、こちらから言葉を上手に補足して、その思いを引き出して上げてください。

誤解されそうなので私の言いたいことをまとめると、「お客さん(生徒さん)のニーズをちゃんと満たしてね」ということです。

これが実現できていれば、これを実現するための手段・アプローチの方法は人それぞれで、この部分は他人が批判してはいけないものです。

コメント