やはり人間というのは、
「自分の思い通りの世の中になって欲しい」
と思いますよね。
私もそうです。
ですが、大人になればなるほど、
「世の中って、自分の思い通りにならないんだ」
と知るようになります。
例えば私は、硬筆や毛筆を教えている指導者ですが、やはり自分の思い通りに生徒さんは上達していきません。
「自分の感覚だと、これぐらい上達してもいいはずなんだけどなぁ」
という思いがあったりします。
みなさんはどちらに原因があると思いますか。
1.その生徒さんに原因がある
2.先生(私)に原因がある
これは、完全に2なんですよ。
そもそも、
「自分の感覚だと〜」
というその感覚が間違っているんですよね。
全然上達していないという事実があるのだから、「自分の感覚だと〜」の感覚が間違っている。
なので、その「自分の感覚」を、新しい感覚にアップデートしなければならないのです。
感覚をアップデートして、指導の仕方を変えなければ、絶対に上達させることはできないのです。
人に何かをさせるためには、自分が変わる必要がある

私が人に教えるときは、教えたいものは全く同じなんですが、
その”教えたいもの”が相手に届くまでの部分を、人によって変えていたりします。
”相手に届くまでの部分”とは何なんでしょう。
具体的には”言葉”だったり、”絵”だったり、”コミュニケーション”のことですね。
相手に伝われば、コミュニケーションの方法なんて何でも良いです。
その人の実力が向上すれば、「相手に伝わった」
その人の実力が向上しなければ、「相手に伝わらなかった」
それだけのこと。
とてもシンプルでわかりやすい結果ですよね。
北風のコミュニケーション、太陽のコミュニケーション

北風と太陽のイソップ寓話は有名なお話です。
私が人に何かを教えるときに大切にしている考え方は、
その教え方が”北風のコミュニケーションになっていないかどうか”です。
【北風と太陽のお話】
あらすじ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E9%A2%A8%E3%81%A8%E5%A4%AA%E9%99%BD
ある時、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。
(1) まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。
(2) 次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。
これで、勝負は太陽の勝ちとなった。
教訓
手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行う方が、最終的に大きな効果を得ることができる。また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえる。
私の言う北風のコミュニケーションとは、自分の理想を相手に押し付け、相手を無理やり変化させてやろう、みたいなやり方です。
一方で太陽のコミュニケーションとは、相手に気づかれることなく、自分の理想通りになってもらう、というやり方です。
「結局自分の理想通りになって欲しいんじゃん!!」
っていうツッコミがあるかもしれないのですが、そりゃそうですよ。
自分の理想通りになって欲しいのだからそもそもコミュニケーションとっているんだし。
どうでもいい相手ならコミュニケーションなんてとらないです。
まとめ
・相手が上達しないのは、自分のせい
・それは、主にコミュニケーションが原因
・北風のコミュニケーションは避ける



