私って人生のビジョンだったりとか、こういう書道教室にしたいとか、一切そういうのがないんですよね。
あ、でも、商売する上で、
・お客さまに価値を提供するとか
・お客様第一とか
・お客様の視点に立つとか、
そういうのは当たり前のことすぎるので、わざわざビジョンとか理念だかに設定するほどのものでもないんですね。
ほかにも例えば、
・日本で一番の書写検定対策教室を目指す
とか色々と目標はあったりするのですが、わざわざそれを言葉にだすほどのものでもないんですよ、当たり前なことすぎるから。
「私は死なないために、忘れずに呼吸をします!」
これと同じ次元というか、それをするのが当たり前なので、それをあえて明文化しないといけないのって、なんか違うんですよね。
そのうえで、語るのですが、、、
世の中の偉い人とか、偉いでなくても その他多くの人って、
・ビジョンが大切だ
・こうなりたいという夢が必要だ
・伝えていきたいものが必要だ
とか、その先の未来のことについてやたら語らせようとしてくるんですよ。
例えば、私が誰かに
「あなたの書道教室は、今後どうなりたいのですか?」
っていう質問をされたら、
「とりあえず潰れないようにしたいです」
っていう無難な答えしかでてこないんですよね。
目を輝かせて、「こうなりたいです!!」っていうのが無いんですよ。
おもしろいですよね。
なので、私は未来のことについてろくに語れない人間なので、つまり劣っている人間という評価になります。
でも、やばい未来は避ける
「こうなりたいです!!!」っていうのはないんですが、「こうはなりたくない」っていうのはあります。
たとえば、衣食住に困るとか、人を騙しちゃうとか、そういうの。
サラリーマンやっていたときは、自分の10年後を想像したときに
・同じ仕事しかできない
・スキルが育たない
・会社の荷物になっている
ということがわかったので、サクっとやめました。
いつか衣食住に困るんですよね、スキル的に微妙だと。
という感じで、「こうはなりたくない」という思考で色々なことから避けてきて、今があります。
でも安心してください
前述の通り「とりあえず教室を潰れないようにしたいです」っていう考えが自分の中にはあって、
じゃあ教室が潰れないようにするためにはどうしたらいいのか、っていうのもある程度深く掘ってあって、今のレッスンスタイルになっています。
「こうなりたい」より、「こうなりたくない」に全力を注ぐ
世の中さまざまなことで悩んでいる人苦しんでいる人は、「こうなりたくない」に全力を注ぐと少し幸せになれると思います。
あと、
「”こうなりたい”が上手に言えない人は人間的にダメなやつだ」
みたいなそういう価値観を持っている人が身近にいたとしたら、そういう人とはこっそり縁を切った方が良いと思います。
精神的に良くない影響を与えます。