令和4年度第3回の硬筆書写技能検定試験の2級に合格した生徒さんですが、現在、硬筆準1級の第5問自由作品の勉強をしています。
硬筆準1級、1級の第5問は自由作品と呼ばれる問題で、下記のようにa 和歌 b 現代詩 c 漢詩の3つのお題の中から好きなものを選んで、B4サイズの別紙の紙に体裁よく仕上げなさいという問題になります。
B4の別紙の紙は、受験番号を書く欄を除いて無地の真っさらな紙です。
この問題の難しいところは、a、b 、cのうち、何を選べば良いのか?というところと、選んだお題で体裁よく仕上げるための知識や表現力で高い水準が求められるということです。
かくいう私も、硬筆準1級を初めて受験したときは、なぜかaの和歌を選び、仕上げ方もわからないまま書き上げて、不合格となりました。
今だったら絶対にそんな無茶な選び方はしないのですが、当時は今以上に無知だったので、そんな愚かなことをしてしまいました😨
ということで、そんな難しい第5問の自由作品に挑戦中の生徒さん、まずはハードルを三段階ほど下げて練習中です。
本来であれば自分で引かなければならない枠線が引いてあったり、中心線が書いてあったり、さらに書きやすいように補助線も書いてあったりと、このように三段階ほどハードルを下げています。
あと、印をつけるのもOKしていたり、ボールペンではなく消しゴムで消せるように鉛筆で書いてもらっています。
いきなり無地の紙に体裁よく仕上げてみてください、というのはなかなか酷なので、まずはハードルを下げて、慣れてきたら少しずつハードルを上げていくという段取りで自由作品を攻略していっていただいています。