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楷書、行書、草書、隷書、篆書について

楷書

点画を一点ずつ、カチッカチッと書いて構築していく書体です。
誰が見てもわかりやすく、読み間違いが起きづらいので、普段の日常生活で使われている書体です。

行書

点画同士をつなげたり、時には点画自体を省略したりする書体です。
この「点画同士をつなげる」「点画自体を省略する」という動作を、「くずす」と言ったりします。

点画同士をつなげた結果、楷書とは違って柔らかさ、丸みを帯びるのが特徴です。
行書には正しいくずし方(=キレイなくずし方)が存在しますので、むやみやたらに点画同士をつなげれば行書になるというわけではありません。

草書

草書には、行書をさらにくずした「連綿草(れんめんそう)」と、隷書を崩した「章草(しょうそう)」とがあります。
総称して「草書」といっています。
草書は、ほぼ限界まで崩した書体なのでまるで別の言語です。

隷書

基本的には、長い横画の最後を思いっきり払う書体です。
そのため、縦長のシルエットよりかは、扁平のシルエットになるのが特徴です。
篆書の点画を省略し、より直線的に書けるようにしました。

篆書

甲骨文字や金文(つまり、より「絵」に近い文字)を元にしてできた書体です。
篆書には大篆(だいてん)と小篆(しょうてん)の2つがあり、
大篆(だいてん)の使いづらさ・利便性を解消したのが小篆(しょうてん)です。

書体の順番

書体の発生順番は、
基本的には篆書→隷書→草書、行書、楷書です。
隷書をもとに、草書・行書・楷書が同時発生しました。

書体の完成順番は、
篆書→隷書→草書、行書→楷書です。
草書と行書が同じぐらい、楷書の完成に時間がかかりました。

つまり、楷書はそれだけ難しい書体ということです。



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