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書道の有名な展覧会と、書道の今後の発展について考える

国内の有名な書道の展覧会(公募)として、

・読売書法展
・毎日書道展
・日展
・産経国際書展
・東京書作展

が挙げられます。

書道の展覧会とは、どのようなイメージを持たれていますか。

「やっぱり上手い人が入選するんじゃないか?」
「上手になってからでないと応募しちゃダメ」

様々だと思いますが、今回は書道の展覧会について書いていきたいと思います。

 

上手い人が入選できるわけではない

何をもって上手いとするかは難しいですが、例えば
「一般人が見ても美しいと思う楷書作品『九成宮禮泉銘』」
を精巧に形臨したもので提出しても、おそらく落選するでしょう。

入選のための重要な要素は、

・その展覧会の書風を持つ流派の会に所属すること
・その展覧会の書風の作品で提出をすること
・所属する会の有名な先生から手本を買い、それを臨書して提出すること

です。

さらに上位の賞をとるためには、

・受賞後、先生にお礼金(数百万)を支払うこと

が必要になってきます。

結局のところ、「お金」と「権力」さえあれば
書道の実力がなくとも、上位の素晴らしい賞は受賞できるのです。

もちろん、中には実力に裏打ちされた作品も混ざっているので、全部が当てはまるわけではないですが、 そのような贋作も混じっているのも事実です。

 

有名な展覧会で受賞!さて、一般人受けする均整的な美の作品は書けるのか?

「展覧会の作品は、ぐちゃぐちゃで何が書いてあるのか全然わからない」

なぜそのように書くのか?

そのように書く本人は

「今までの古典の勉強の成果」

と主張されると思いますが、

実はそのように書くことで、
「それっぽい雰囲気」がでるのと、
「多少ミスっても誤魔化せる」のです。

だからといって、筆を握り始めて1週間の人が同じような作品を書くことはできるのか?といったら、それは無理です。
さすがに筆遣いまでは意識できないと思います。

対して、ミスっても誤魔化せない均整的な美の作品(いわゆる学校で習う書写的な美です)を書いてみてと言われようものなら、それはそれは戦慄するでしょう。

おそらく書けない人のほうが多いんじゃないでしょうか。

ただ、だからといって”書道が下手”と判断するのも尚早なのです。

 

書道には実用的な書道と、芸術的な書道の2つに分かれる

実用的な書道を教えている先生は、一般人受けする書写的な美の文字が書けるでしょう。

芸術的な書道を教えている先生は、一般人受けする書写的な美の文字を書くことは難しいでしょう。

逆に芸術的な美~~~も、同じことです。

要は、その先生の専門分野(得意としている分野、不得意な分野)があるので、実用を専門にしている先生は芸術っぽく書けないし、芸術を専門にしている先生は実用っぽく書けないのです。
(両方できる方もいますが絶対数は少ないでしょう)

ということを理解せずに、「近頃の書道家は~~」と頭ごなしに叩くのは間違っていると思います。

話は変わりますが、有名な書家・武田双雲氏は、見事に一般人受けする(=一般人が見てもわかる)芸術的な美の作品を書いてみせたのです。
「それまで書道に興味がなかった一般層に書道の魅力を働きかけた」という功績が素晴らしいと思いました。

展覧会で賞がどうのこうの、有名な先生に師事してどうのこうの、ついに審査員に推挙された云々と、狭い書道業界の中で一喜一憂・画策している人たちを尻目に、
そのような「異端的」な行動をして目立つということは本当に勇気がいることです。

おそらく、他の書道家からものすごい数のバッシングがあったことでしょう。
でる杭は打たれるのです。

「有名になりやがった。なんだこの字は?古典をちゃんと勉強しているのか?ありえない!!!」

大体、こんなバッシングが9割だと思います(笑)

私は、書道は書道家のためだけに存在するものではないと思います。
書道は”書道を知らない一般人のため”にも存在するべきです。

そういった層に”実際に筆を握ってもらうため”にはどうしたらいいでしょうか?

それは、

”かっこいい”
”自分もああいうのを書きたい”
”書道っておもしろいんだ”

と思わせることが重要です。

武田双雲氏は、見事その作戦に成功しました。(本人が最初からそう考えていたかどうかはわかりませんが(笑)

2006年くらいから武田双雲氏がメディア出演し始めて、それまで書道に興味のなかった人たちを一気に書道の世界に引き込みました。
(あとに載せる書道市場規模グラフにて、少し規模が増えてることがわかります)

武田双雲氏をバッシングした書道家の人たちは、彼と同じくらい書道業界に貢献したのでしょうか。

いかに素晴らしい伝統であれど、人がそれを継承していかなければ伝統はいつか朽ち果てます。

娯楽に溢れている現代。

「待っていれば自然とあちらからやってくる」時代はもう終わっています

昔と同じやり方は通用しないのです。

こちらから能動的に書道の魅力を発信して、新たな書道人口を獲得していかなければ、過去の偉人が積み重ねてきた書道という伝統を継承していく人は減少し、そう遠くない未来、朽ち果てるでしょう。

承認欲求を満たすための独りよがりの書を書いていてはダメな時代です。

 

書道人口を増やす。これが書道業界に課せられた一番優先すべき重要なミッション

子どもの習い事ランキングでは依然として上位に食い込んでいますが、
全体としては書道人口は年々減っていっています。

 


「書道」市場規模の推移 単位:億円

出典:https://udoyoshi.com/archives/1847
うどよし様のデータを引用させていただきました。

青い折れ線グラフの面積が、市場規模です。
年々縮小していっています。

大変残念な現実です。
これをどうにかしなければなりません。

恐らく、”ついにぬるま湯につかることに成功した安泰”な世代の方々は、どうにもしないでしょう。
つまり、私含む若手の書道を生業にしている人たちが、どうにかしなければならないのです。

 

わかりやすい書道と奥深い書道、両方の作品を書けわけられるようになりたい

以上に挙げたミッションがありますので、私の目標は、

「”わかりやすい書道作品”と”奥深い書道作品”とを書き分けらるようにする」です。

要は、一般人受けする作品と書道家受けする作品とを書き分けらるようにするということです。

一般人を置き去りにしてしまう書道はこの先発展しないでしょう。
かといって、書道という伝統をないがしろにしていいということでもありません。

書道を長く勉強したものだけが表現できる、伝統に裏打ちされた作品も書けなければ、伝統を積み重ねていくことができないと思っています。


今回は以上です。

 

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