2017年2月から書道を始めて、ついに4年が経ちました。
4年前の自分は、まさか今の自分が書道を生業にしているとは露程にも思わないでしょう。
2018年12月~2019年2月の間に、さまざまな偶然や必然が重なって、それが今の自分の状況にたらしめたのです。
書道を本格的に学び始めたのは、実は2年前
2017年2月に書道を学べる教室に通い、2019年2月に師範資格を一応は得ましたが、結局のところ、自分の中で胸を張って「私は書道を学びはじめました」と言える時期というのは、実は師範資格を得たそのときからなのです。
それまでは、師範に必要な知識や技術を先生から習い、それをただこなすだけの日々だったので、学びが受動的なものでした。
受動的な状態から学べるものなんて、たかが知れています。
それはその教室が悪いというわけではなく、自分の意識ややる気の問題ですね。
そうして、「師範資格は得たけれども、何も知らないじゃん」ということに気づかされて、慌てて勉強しなおすわけです。
教室を開いたことが良かった
2019年4月に書道教室を開いたことで、自分の退路を断ったわけです。
背水の陣ですね。もう逃げられないです。
「やるならやるで、絶対に中途半端にはやらない」
という思いのもと、硬筆書写技能検定1級、毛筆書写技能検定1級の合格を目指したのです。
結果、硬筆書写技能検定1級は半年、毛筆書写技能検定1級も半年で合格しました。
さらには、毛筆書写技能検定1級で全国トップの成績となり、文部科学大臣賞も受賞してしまいました。
(2019年4月時点では、硬筆は2級合格、毛筆は芸術書道の師範資格の下積みはあります)
半年で1級合格って、なかなか合格しない人からしてみたら、皆さん口をそろえて「あり得ない」って言っちゃうくらい嘘みたいな期間ですよね。
私が実証してみせたので、これは本当の話なんですよね。
まぁそれぐらい、多分人生で一番頑張ったかもしれないですが、あんまり頑張った感覚はなく、結構楽しかったです。
なぜここまで頑張れるのか
純粋に書道が好きだからだと思います。
文字をキレイに正しく書いたり、文字を変化させて芸術的に書いたり、そういうことが楽しいんですよね。
誰にも邪魔されない自分だけの世界に没頭できるというのが、性に合っているのかもしれません。
「こうしたらもっとカッコよく見せれる!」
「こうしたらもっと表情をつけれる!」
そんな日々の新しい発見が楽しくてしょうがないのです。
発見したときの感覚は、まるで宝を見つけた感じです。
それが楽しい嬉しい。
楽しすぎて、気づいたら夜になっていた、なんてザラです。
頑張れないことは仕事にしないほうがいい
ちょっと話は変わりますが、頑張れないことは仕事にしない方が良いと思います。
頑張れないことを仕事にすると、多分精神が壊れます。
そもそも頑張る感覚がないくらい、普通にやっているつもりなのに周りからは「頑張ってるね!」と思われるようなものを仕事にしたほうが良いんじゃないかなと思います。