1級の難易度を言い換えると、針の穴に糸を1発で通すレベルを求められます。
1発で通せなければその時点で不合格、次回のチャンスは数か月後、という緊張感のもと作品を仕上げます。
当然、制限時間が存在します。
試験時間は硬筆1級は90分、毛筆1級は150分ですが、本当にギリギリの時間です。
つまり、ゆっくり丁寧に、失敗しないように気を付けながら作品を仕上げることができず、ある程度のスピードが否応なく求められます。
故に、合格率10%程度の試験。
この狭き門を突破するために、頭がおかしくなるくらい同じ作業を繰り返し、体に染み込ませて無意識レベルで作業が行えるようにします。
1級の勉強は、精神の修行でもあるかもしれません。
精神の修行に耐えられなかった人から脱落していく。
独学で勉強してる方は、本当に覚悟したほうが良いと思います。
でも、合格したときの喜びは計り知れないものです。
自分に負けず、勉強を頑張っていきましょう。
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