普段日常生活において文字を書く際に、
・自分はうまいんだということをアピールしたいがために謎のオリジナル崩し字を書く人
・覚えたての正しい崩し字(草書)を書いてしまう人
こういった方々が見受けられます。
書道の仲間内でこういうことをするのは問題ありませんが、日常生活において書道の知識がある人はほとんどいません。
ゆえに、正しい正しくない崩し字にかかわらず、相手に情報を伝える手段としては不適当で、スムーズにコミュニケーションをとることができません。
楷書、もしくは限りなく楷書に近い行書がベストです。
楷書であれば普段我々が日常で使用していて見慣れている書体なので、スムーズに文字で情報を伝えることができます。
「あの人の文字は達筆すぎて読めない」
もしこのように言われている、もしくは噂されているということであれば、すぐに改善したほうがよいでしょう。読めない文字を読み取らされる不快感で、周りはストレス溜まっています。
決して「読めないのはそちらの知識不足なだけよ」という態度はとらない方が良いでしょう。
文字の本来の役割は、誰かに情報を伝えたり、情報を記録するためのものです。
それが読めないとなると、あなたのやっていることは非生産的で不毛なアウトプットとなります。
クローズドな空間(展覧会など)で披露する
あなたの芸術的な達筆はぜひ展覧会でお披露目してください。
展覧会であれば、文字そのものの芸術性を問うものなので、
何が書いてあるか?というのは重要ではありません。
こういったクローズドな空間であれば、「何て書いてあるの?」という指摘が逆にTPOをわきまえていない不毛な指摘となります。
TPOをわきまえる大切さが伝わりましたでしょうか。
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