日本書写技能検定協会が開催した「【限定10組】冬休み親子書き初め教室」について残念だったこと

2020年1月上旬に、硬筆・毛筆書写技能検定試験を実施する団体である日本書写技能検定協会が「冬休み親子書き初め教室」を実施いたしました。

こういった取り組みは社会貢献の面、検定の存在の認知の面で大変すばらしいものではありますが、一つ残念だったことがあります。

それは、「公開されているお手本の見本例」がとても残念な出来栄えだということです。

こちらで確認ができます↓

冬休み親子書き初め教室 10組限定
一般財団法人 日本書写技能検定協会さんが日曜日, 1月 5 2020に開催する芸術・技術イベント

これはどちらかというと芸術書道の分野に片足を突っ込んでいる書きぶりで、小学生・中学生が学ぶべき書きぶりではありません。
(高校生であればまだ許容できますが)

例えば毛筆書写技能検定では、
「書きぶりは小学校・中学校用書写教科書、高等学校用書道教科書中のお手本として示されているものの範囲内とする」
と明言をしています。

小学校・中学校用書写教科書で、こういった書きぶりはみたことないですよ・・・。探せばあるんですかね。

ということで、普通の万人受けする書風(一番無難なのは宮澤正明先生)の書風で良かったのに、どうしてこういう書風で書いたものを公開しちゃったのかなぁ・・・というのがとても残念なポイントでした.

ちなみに宮沢正明先生の書風は、Amazonですが以下で確認できます。
https://www.amazon.co.jp/%E5%B8%B8%E7%94%A8%E6%BC%A2%E5%AD%97%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F%E5%AD%97%E5%85%B8-%E5%AE%AE%E6%BE%A4%E6%AD%A3%E6%98%8E/dp/4544120098

コメント