教えるプロが執筆した、美文字の教科書

”褒める”の適切なタイミングはいつ?

人を指導する際もそうですが、人とのコミュニケーション時にも、人のことを褒めるというのはとても有効な方法だと思います。

今回は人を指導する際の褒める”適切なタイミング”について少し書いていきたいと思います。

褒められて嫌な人はいない

まずなぜ人を褒めるのか?
それは、人は褒められると嬉しいからです。

褒められるとやる気が湧き、もっとやろう!という気持ちになります。

私は書道を教えていますが、書道は褒めるタイミングが本当に沢山あるので、教える側としては良い意味で楽です。

「前回はここが苦手だったけど、ちゃんとできるようになったね」
「細かいところまで見ててすごいね」
「丁寧にお手本を見て集中力あるね」
「ちゃんとまっすぐ書けたね」

褒めポイントが無限にあるんじゃないか、というくらい本当にたくさんあります。

しかし、褒めることの本質は

”本人の上達が目的”

でありますので、”上達に直結しない褒め”は、実はしてはならないのです。

 

本人が上手だと思っていないのに、褒めるのは良くない

”お手本と比べてなんか変なのに花丸をもらってしまった”

本人が何かしらの違和感を覚えているにも関わらず、指導者がその違和感を無視して花丸を与えてしまうことは、本人の上達を妨げる行為だと思っています。

何かしらの違和感を覚えているということは、本人の”見る力”が成長してきている証拠です。

そういった生徒に対しては指導者は、その”見る力”をさらに成長させるべく、お手本を見る際の”新たな視点”を指導しなければなりません。

「”へん”と”つくり”のバランスが 等々 」
「横線の長さを控えめにして、左右の払いを目立たせて等々」
「ここに余白を作らずに、埋めるように心がけると等々」

違和感の正体は、大体が”間架結構法(かんかけっこうほう)”に難がある場合に生じるものなので、ある程度上達した生徒はそういったことも意識ができるようになるよう指導しています。

 

褒めと指導の適切なバランス配分を考える

私はいつも、褒めることと指導することのせめぎ合いに悩まされています。
(それが結構楽しいのですが。)

1つ指導する場合は、他に褒めるポイントを3つくらい見つけて褒めて、それから指導をしています。

褒めすぎても本人のためにもならないし、指導しすぎても本人が嫌になっちゃう。

機械ではなく、感情がある人間を相手にしているので、そういったバランスに気を付けながら、いつも生徒さんと接しています。

 

故に、1回のクラスあたり6人という少人数制にならざるを得ない

ということで、生徒さん一人当たりに割く時間が結構長いので、1クラスあたり6人という人数が私は限界です・・・・。
慣れてきたらもっと増やせるのかな。

他の書道教室さんでは、1回のクラス当たり10人以上とか20人とか、指導をされている教室さんがあるようなのですが、ちゃんと生徒さんとコミュニケーションだったり添削だったり月謝に見合った指導はできているのでしょうか。

それがとても不思議です。先生が複数在籍されているのかな。

今回は以上です。

 

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