当教室のセカンドオピニオンコースの生徒さん、令和4年度 第2回 硬筆毛筆書写技能検定試験において、
・硬筆 準1級 合格者3名
・硬筆1級 合格者 2名
・毛筆1級 合格者 1名
・硬筆1級、毛筆1級 ダブル合格者 2名
以上の結果となりました。本当におめでとうございます。
追記
さらに成績優秀者として、3名の方が文部科学大臣賞等、表彰されました!
以下、詳細となります。
1人目 硬筆書写検定準1級に合格!!
1人目の生徒さんは、セカンドオピニオンコース(オンライン)に入会されている方で、10月下旬ごろにレッスンを2回ほど実施しました。
書写能力診断テストを送っていただきましたが、点数は合格点に満たない点数で、残り3週間ほどで、合格点まで上げるのはなかなか難しい点数でした。
とは言うものの、実際に添削をさせていただいた時は、キャリアを感じさせるような雰囲気がありましたので、私が指摘したことを吸収できるほどの実力はおありな方だったと思います。
そして、ご本人の凄まじい努力により、なんと硬筆準1級の合格レベルまで達することができました!!
残り3週間で直せるものといえば本当に少なく、余白の取り方や、草書の誤魔化し方くらいでしたが、本当にすごいですよね。。。
次は硬筆1級の合格を目指されるようで、引き続きサポートしていきます!!
2人目 硬筆書写検定1級、毛筆書写検定1級にダブル合格!!
お二人目は2021年9月ごろにセカンドオピニオンコース(対面)に入会された方で、コンスタントに月2回ほどレッスンを実施してきました。
こちらの生徒さんは、まず硬筆準1級に合格されたのが2022年1月、毛筆準1級に合格されたのが2022年6月、そして今回の試験でなんと、硬筆1級と毛筆1級にダブル合格されました!!!
硬筆1級は2回目の挑戦で、毛筆1級は初挑戦で合格です!!!すごい!!
私のレッスンでは、主に硬筆を中心にレッスンを実施していて、毛筆の方も時々アドバイスしていましたが、主に毛筆は別の先生に習っておられました。
こちらの生徒さんは、書かれる字も確かに上達されて行ったのですが、一番変わったのは、”書”に対する意識の変化です。
簡単にいえば、”書”が上達するには非常に長い年月が必要で、その長い道のりの途中に、1級の合格があるんだ、という意識です。
実を言うと私も1級の勉強をしているときに、途中でこういった意識に変化していきました。
私の場合は、元々の意識は「これぐらいで合格させてくれないかな〜これぐらいでワンチャン合格できないかな〜」みたいな、本ッ当に甘々な意識でした。
1級合格は本当に難しいです。簡単に合格させてくれません。
以前も書きましたが、審査員は、字を通してあなたの意識を審査します。
1級不合格になってしまうということは、つまりまだ意識がプロの意識に到達していないのです。
1級合格は、素人の意識からプロの意識へ、変化させることが必要になります。
3人目 硬筆書写検定1級に合格!!!
3人目は、2022年8月ごろにセカンドオピニオンコース(オンライン)にご入会いただき、4回ほどレッスンを実施させていただいた生徒さんです。
私のところをへいらした時点から、すごくお上手だったのですが、楷・行・草の各書体への理解と、余白の取り方について、1級合格のためにはもう少しだけ理解が必要と感じましたので、そういった部分を重点的に指導をしました。
月に1回レッスンを実施しましたので、期間としては4ヶ月間ほどだったのですが、毎レッスンごとにどんどん上達されていって本当にすごいと思いました。
特に変化を感じたのが草書です。
こんな短期間で変わっちゃう!?とびっくりするぐらいの変化でした。
短期間で変われたのは、もともとの実力がおありで、私が指摘したことを吸収できるだけの土壌がご本人のなかで既に培われていたからだと思います。
あと、本当によくたくさん質問をしていただけのですが、「1級に合格したい!」という思いがすごくよく伝わってきました!
余談ですが、こちらの生徒さんは男性の方で、実は私の生徒さんの中で初の男性での1級合格者なのです!!!
それが個人的にすごく嬉しかったです!!
(そもそも男性の生徒さん自体がすごく少ないです)
4人目 硬筆書写検定1級、毛筆書写検定1級に初挑戦・ダブル合格!!!!!
4人目の生徒さんは、2022年5月ごろにセカンドオピニオンコース(オンライン)のご入会いただき、4回ほどレッスンを実施させていただいた生徒さんです。
こちらの生徒さんも、私のところをへいらした時点で既にかなりお上手な方で、あとは書写検定で好まれる作品の作り方を教えるくらいで、各書体への理解や、筆遣いなどは本当に素晴らしいものがありました。
「この人はすぐ合格するだろうな」と思っていましたが、案の定、初挑戦で硬筆1級・毛筆1級にダブル合格されてしまいました🤣
天才とはまさにこういう人のことをいうんだろうな、という印象です。
表彰の対象として選考されますので、結果が楽しみですね。
5人目 硬筆書写検定準1級に初挑戦で合格!!
こちらの生徒さんは2022年3月ごろにセカンドオピニオンコース(オンライン)にご入会された方で、コンスタントに月2回レッスンを実施してきました。
こちらの生徒さんも、私のところにいらした時点ですごいお上手で、ものすごいセンスを感じる書き振りをされる方でした。
まずは2022年6月の試験で硬筆2級に合格をされて、その後準1級の勉強を始めました。
準1級からは草書を書けないといけなかったり、自由作品と呼ばれる問題が出てきたりと、2級と準1級の難易度の差はとてつもなくあります。
さすがに5ヶ月程度で、準1級の合格は難しいかなぁ〜と思っていたのですが、そんな心配どこ吹く風で、ご本人の天才的なセンスの良さと絶え間ない努力でサクッと合格をされてしまいました🤣
本当に書かれる線が綺麗なんですよね、良い意味で歳をとっている線質と言いますかなんというか。
表彰の対象として選考されますので、結果が楽しみですね。
6人目 毛筆書写検定1級に初挑戦で合格!!
こちらの生徒さんは2020年11月ごろにご入会された方で、現在はオンラインでレッスンを実施している生徒さんです。
実はこちらの生徒さん、2021年11月の硬筆書写検定1級(3人目の方)に合格し、さらに優良賞(当時は3位の成績)も受賞された方です。
それからちょうど1年後の2022年11月の試験で、見事毛筆1級に初挑戦で合格されました!!!
硬筆1級の下積みがあるとはいえ、1年で毛筆1級に初挑戦で合格はすごいことで、普通、毛筆1級は何回も挑戦でやっと合格を掴むものなのです。
やはりこちらの生徒さんも非常に線が綺麗な方で、あとは筆遣い、余白の取り方を重点的に指導をしました。
試験会場が少し騒がしかったようで、集中力が若干乱されたようですが、それでも合格できたのはご本人の実力が確かにあったからでしょう。
表彰の対象として選考されますので、結果が楽しみですね。
7人目 硬筆書写検定準1級に合格!!
こちらの生徒さんは2022年3月ごろにセカンドオピニオンコース(対面)にご入会いただき、毎月2回レッスンを実施してきました。
2022年6月の硬筆準1級の試験では、残念ながら不合格となってしまい、非常に悔し思いをされました。
そこから、抱えている課題を一つ一つ着実にクリアしていき、直前の書写能力診断テストで合格点をもらえることができました。
そして11月の試験で、2回目の挑戦で硬筆準1級に合格しました!!!
レッスン中に何度も指摘をした箇所は、とにかく行書の崩しはシンプルなものにするということ!!
準1級や1級だからといって、難しい崩しをしなければならないというわけではなく、我流を感じさせないシンプルな行書でも十分通用するということを、何回も指導をさせていただきました。
この短期間で合格レベルまで実力を上げたのは、本当にご本人が努力されたからだと思います。
本当におめでとうございます。
8人目 硬筆書写検定1級に合格!!!
こちらの生徒さんは2022年1月にセカンドオピニオンコース(オンライン)にご入会いただき、1月の試験で硬筆準1級と毛筆準1級をダブル合格された方です。
ダブルで合格後、今度は硬筆1級と毛筆1級のダブル合格を目指すべく、忙しい合間をぬって練習に取り組まれておりました。
2022年6月の試験において、硬筆1級と毛筆1級のダブル受験をされましたが、残念ながら両方不合格となってしまいました。
しかし、私の感覚的には、ご本人の実力を考えると、もうあと一歩で合格!!!という感じがしました。
そして今回の11月の試験でも硬筆1級と毛筆1級をダブル受験されて、硬筆1級の方が見事合格となりました!!
毛筆1級の方は、引き続きレッスンを実施していきますが、近いうちに合格されるかと思います。
合格された皆様、大変おめでとうございます。
不合格となってしまった方は、指摘された項目を冷静に受け止めて、焦らず淡々と練習を続けていきましょう。