当教室の生徒さん、硬筆・毛筆書写技能検定1級合格!!!!

先月11月14日(日)に行われた令和3年度第2回 硬筆・毛筆書写技能検定試験ですが、毛筆1級、硬筆1級の検定試験において、計3名が合格し、その合格を私がサポートさせていただきました。

お一人目

当教室のセカンドオピニオンコースで、ZOOMにてオンラインレッスンを受けていただいていた方が、毛筆書写技能検定1級に合格いたしました。

2021年7月ごろから、合計で9回ほど、ZOOMにてオンラインレッスンを実施。

主に草書を中心に添削をしたり、草書の書き方を細かくアドバイス。

こちらの方は、既に硬筆の1級は合格していらっしゃって、草書の字形(骨)字体はそこまで問題はなかったのですが、肉の付け方、つまり筆での草書の表現が若干不自然でした。

草書は、自然な筆遣いで、太・細の抑揚を表現することがとても大切なのですが、そういった部分を徹底的に叩き込まさせていただきました。

あとは、布置と字粒の大きさもアドバイス。

その枠に対して、文字を配置することを布置。

当然、美しい布置にしなければなりませんので、黒を配置したことで生まれる白(余白)がとても重要です。

字粒も重要で、字粒も余白に影響を与える大切な部分です。

点数が低い人がやりがちなのが、半紙をめいっぱい使って、字をババン!!と大きく書いてしまうということ。

「小さく書けば良い」とアドバイスすればいいだけなのですが、「余白に対して何らかの感性を持つこと」、というのが最も本質的な解決な気がします。

あとは、賞状の全体構成、かなの配置・字粒もチョチョっと指摘し、筆・墨なども「こういうものを使った方が良い」とさまざまアドバイスさせていただきました。

指摘をさせていただき、すぐにそれを修正されてきたので、やはり実力がお有りの方でした。

4回目の受験で合格です! 合格おめでとうございます。

 

〜合格報告のメールの一部を公開(ご本人の許可を得て掲載)

〜賞状も送っていただきました。(ご本人の許可を得て掲載)〜

お二人目

当教室の生徒さんではないのですが、私が書いた草書のお手本(硬筆)をお渡しし、それをお手本にしていただいただいた方です。

これまで何度も何度も草書で不合格になってしまっていたようです。

2021年の6月ごろにお手本をお渡しし、2021年11月の試験で見事硬筆書写技能検定1級に合格されました。

たった約5ヶ月ほどで、私の草書を吸収されたことに驚きました。

私のブログの記事も繰り返し閲覧いただいたようで、本当に熱心な方でした。

本当に、私のことを見つけていただきありがとうございます。

そして合格おめでとうございます。

〜合格報告のメールの一部を公開(ご本人の許可を得て掲載)

私の草書のお手本(硬筆)は、基本的には私の教室の生徒さんにのみお配りしていますが、一応販売もしています。

お値段はお問い合わせください。

三人目の方

2020年11月から私のレッスンを受けていただき、ちょうど1年後の2021年11月の硬筆書写技能検定1級に合格しました。

最初の約2ヶ月は対面で指導させていただき、そのあとはオンライン(ZOOM)に移行しました。

こちらの生徒さんも、実力はすでに有る方(硬筆書写検定2級に数年前に合格、教育系書道団体の師範)でしたので、あとは書写検定ウケのよい作品の書き方をレクチャーさせていただきました。

この1年間でレッスンさせていただいた回数、なんと約40回!

本当に「合格したい!!!!」という思いが、すごく伝わってきました。

コンスタントに努力される方というか、良い意味でマイペースを保たれていたのが印象的でした。

 

硬筆1級の初受験は2021年6月、残念ながらすごい難しい回にぶち当たってしまい、不合格。

2回目の受験で、理論・実技の同時受験で、見事合格されました。

本当にお上手な方でしたので、もしかしたら表彰もあるかも・・・・?

楷書、行書、草書、全体構成、横書き・縦書き、自由作品・・・・ほんとう〜〜〜〜に色々なことを指導させていただき、私もすごく勉強になりました。

書くとすごい長くなります。

これまで直してきた1字1字に、ストーリーが詰まっています。

次は毛筆1級の合格を目指したい!ということで、さっそくレッスンを実施しています。

おそらく合格は、そう遠く無いでしょう。

〜合格報告のメールの一部を公開(ご本人の許可を得て掲載)

〜合格通知、賞状も送っていただきました。(ご本人の許可を得て掲載)〜

私が合格した時の反応は?

みなさん、本当に、自分の合格に「信じられない」という言葉をよく口にされるのですが、

その気持ち本当によくわかります。私も全く同じ反応をしたので、ちょっと面白かったです。

以下、硬筆と毛筆の1級の合格をサポートしていただいた方とのライン

〜私が硬筆1級に合格したとき(2019.12)〜

「自分にはセンスがないんだ、やっぱりこういうのは才能なんだ」と諦めかけていた頃

〜私が毛筆1級に合格したとき(2020.7)〜

硬筆に比べれば、冷静な感じ。ちょっとだけ合格する自信はありました。

〜私が毛筆1級で文部科学大臣賞に選ばれたとき(2021,1)〜

これは流石の私も驚きました。

いや〜懐かしいですね・・・といってもまだ1年くらいしか経っていないですが。。。

コンスタントに努力をし続けて、素直な気持ちをもって自分の字と向き合えば、1級は合格するはずです。

諦めずに頑張りましょう。