字が汚い人が書道教室に通うことは間違いなのか?

字が汚い、クセ字を直したい!と、大人になってから思う機会というのは、何度かあると思います。

そんなときに候補としてすぐに思いつくのが、書道教室に通うこと。

まだ小さいときに書道教室に通っていたから、書道教室に通おう!とか、
なんとなく書道教室に通えば字がキレイになる!そういった動機で通い始める方が多いでしょう。

「字をキレイに書けるようになりたい!だから書道教室に通う」という選択肢は、半分正解で半分間違いです。

書道には、実用書道の分野と芸術書道の分野があります。

実用書道では、主に小筆や太筆を使って、誰が見てもキレイな字(均整で整った、教科書に載っているような字)が書けることを目指しています。

芸術書道では、様々な種類の筆(短鋒~超長鋒)を使って、芸術的な字(不均整で整っていないゆえの美)が書けることを目指しています。

当然芸術書道を学ぶ教室では、誰が見てもキレイな字が書けるようにはなりません。不均整・整っていない美を目指すのですから。

また、実用書道においても注意が必要です。筆でキレイな字が書けるようになったからといって、ボールペンでも同じようにキレイな字が書けるようになるかといったら、キレイになると断言できないのです。。。

ボールペンはボールペンで、ボールペンの書き慣れという技術と、その文字の骨を覚える作業が必要になってきます。

まとめると、もしあなたがボールペン(硬筆)でキレイな字が書けるようになりたい!という目標があるのであれば、ペン習字教室に通うと、最短で目標に到達することができます。

筆でキレイな字が書けるようになりたい!という目標であれば、実用書道が学べる書道教室に通うことをオススメします。

相田みつを氏のような芸術的な字、アートっぽい字を書きたい!ということであれば、芸術書道が学べる書道教室に通うことをオススメします。

書道教室に通う前に、こういった基礎知識を身に着けておけば、時間とお金を無駄にせずに済みますよ!
ぜひ参考にしてください。

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