使い終わった筆はどのように洗えばいいですか?というご質問をよくいただきますので、今回はそれについてまとめたいと思います。
太筆と小筆で洗い方が異なりますので、筆を洗う際はご注意ください。
太筆の洗い方
使用後、すぐに洗浄します。(←これがとても重要です)
もしすぐに洗浄できない場合、反故紙(ほごし:書き損じた紙)などで筆に含まれている余分な墨汁を吸い取らせ、筆の部分をラップにつつみます。
ラップにつつむことで、筆が乾燥して墨で固まることを防ぎます。
洗浄できる状態になったら、水や温水どちらでも良いので、
蛇口からでる水を筆の根本部分に当てつつ、根本に溜まっている墨汁を手で揉み出すようにして洗ってください。
筆の根本で墨汁が固まってしまうと、毛が腐ってしまったり、筆が割れる原因となります。(それを防ぐために、揉み出すようにして洗います!)
1回の洗浄で墨汁は完全に落としきれませんので、まだ墨汁が落としきれていなくても、4,5分洗ったら筆の水気をよく切り、筆が下になるように干してください。
干す際は風通しが良く直射日光が避けられるところ(陰干し)が良いでしょう。
湿度にもよりますが、1日経てば筆が乾きます。
そうすると筆の穂先に墨汁が溜まっていますので、また同じように洗い、また干します。
これを繰り返していくと、乾いても穂先に墨汁が溜まらなくなりますので、これが完全に墨汁を落としきれたサインとなります。
石鹸は使ってもいいの?
墨汁で完全にカチカチに固まってしまった場合、石鹸を使った方が良いです。
ただし、いわゆる無添加の石鹸を使いましょう。
もしくは、筆を洗浄する専用石鹸も存在していますので、こちらを使うことをオススメします。
ただし、墨汁で完全にカチカチに固まってしまった場合、筆の根本(見えない部分)の部分の墨汁を落とすことはとても難しいので、筆の寿命が縮まります(=筆が割れたり、毛が抜けやすくなったり)。
なるべくカチカチにさせるのは避けましょう。
お勧めの無添加せっけん
ハンドソープとしても使用できるので、今お使いのハンドソープと入れ替えても良いでしょう。
お勧めの筆洗浄用のせっけん
小筆の洗い方
小筆は固め筆(かためふで)に分類されるもので、筆は完全におろさずに、穂先だけをおろして使用する筆です。
ですので、太筆のような洗い方をしてしまうと筆が完全におろされてしまうので、注意してください。
使用後は、穂先についている墨汁を反故紙などで優しく落とすだけで問題ありません。
反故紙に水を数滴垂らし、湿ったところで穂先だけを器用にこすりつけて洗うのも有効です。
小筆は太筆と違い消耗品ですので、完全に筆がおりてしまったら新しい小筆を購入することをオススメします。
ゆえに、児童用の小筆は安いもので十分でしょう。
以上となります。
しっかりと筆のお手入れをすれば、太筆に関しては長く使用できます。



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