結論からいうと釣りタイトルです🥺
筆で字を書いたり、ペンで字を書いたりしていると、あまりにも上手に書けなさすぎて、
「もう辞めてしまおう」
「自分にはセンスがないんだ」
と思うことがいまだによくあります。
たまにじゃないですよ、本当によくあります。
というのをですね、数年前からずーーーーっと繰り返してきて、今の私があるんですね。
(結局辞めないということは、書くことが本当に好きなんだと思います。)
おそらく死ぬまで満足する瞬間みたいなのは訪れないんじゃ無いかなと思っています。
もちろん1年前より、半年前より、少しずつ上手になっていっています。
ちなみに硬筆1級合格した直後の字とか、もう下手くそすぎて見てられません。(約3年半前?)
話は変わりますが、先日書写検定試験が実施されましたが、思うように書けなかった方がほとんどだと思います。
私も、硬筆1級を初めて受験したときは、信じられないぐらい手が震えて思うように書けず、そんな自分が情けなさ過ぎて途中で泣きそうになってしまったのを鮮明に覚えています。
当初予定していた時間配分通りに書くこともできず、最後は確か三体を書いたと思うのですが、速書きか!!!というくらい乱雑な仕上がりになりました。
試験が終わった後もしばらくは、自分の書いた字を思い出しては不安な気持ちになり、そんなわけがないのにギリギリ合格していないかしらという淡い期待を抱いて、届いた合否通知書を見て絶望的な気持ちになったりもしました。
生徒のみなさんがよく誤解しているのが、まるで私が最初から上手だったみたいな、そんなふうに思っていらっしゃる方が多いのですが、そんなことはなく、ひたすら努力して研究して、途中挫折しかけたりもしつつ、美の感覚を養ってきたからこそ今があります。
知れば知るほど、自分が無知であることに気づかされる毎日です。
おそらく世の上手な方も、そういう心境であると思うし、そこがやっとスタートラインなんじゃないかなとも思っています。