生徒さんを指導するときに気をつけていることは、アレもコレもソレも全部教えようとしないことです。
これは、情報を出し惜しみして長く通わせるという目的ではなく、初心者レベルの方の場合、いろいろなことを教えたとしても、全て吸収することが難しいからです。
その人の実力を超えて、いろいろなことを教えたとしても、「結局何が大切だったのかしら・・・」と、練習迷子になって実力が伸び悩む可能性が高いです。
書道やペン字に対する心構えや意識のお話をたくさんするのは良いことですが、具体的なテクニックを教えるのは少なめにしておいた方が、着実にステップアップしていきます。
指導のポイントは、「アドバイスは抽象的に、多めに」ではなく、
「アドバイスは的確に・少なめに」をベースにして、あとはその人の実力に合わせてアドバイスを増減させると良いかなと思います。