ボールペンで文字を書く時に、
・縦線は太く
・横線は細く
このルールを必ず徹底するようにしましょう!!

どこが細い?
最初は意識的にこれに取り組み、ゴールは無意識のうちにできるレベルを目指しましょう。
線に太い細いを作ることで、文字に立体感が生まれて”上手に見せる”ことができます。
ボールペンって同じ太さでしか書けないんじゃないの?
これは間違った認識で、ボールペンの太さというのは、ペン先を紙に滑らすときの
・筆圧によって
・速さによって
太い、細いが決まってきます。
例えば筆圧を強く、ゆっくり書けば、線が太くなります。
しかし、筆圧が強かったとしてもペン先を速く滑らせば、線は細くなったりします。
(長めの線を書けばですが)
筆圧を弱めに、ゆっくり書けば、細い寄りの普通の線、
筆圧を弱めに、速く書けば、細い線が書けるわけです。
これをまとめると、次のような関係になります。

まずは現状の自分のレベルを知る
初心者の方は書く文字というのは、立体感が無い のっぺりした文字です。
まず第一印象として、のっぺりしてるかしていないかで、初心者かそうでないかが一発でわかります。
硬筆書写検定の上位の級を合格するためには、美しい字を書く必要があるため、文字に立体感を持たせる必要があるということです。
文字の立体感というのは、線の太い細いで発生し、これを専門的に呼ぶと線(点画)の強弱、線(点画)の抑揚と呼んだりします。
(ひらがなを構成しているのは線、漢字を構成しているのは点画です)
運ペンの遅い・速いの具体的なイメージ
運ペンの遅い・速いは、各個人の感覚に依存するものなので、こういうものだ!と定義することは難しいのですが、私のイメージとしてはこんな感じで書いています。
その動作に擬音をつけたり、乗り物で例えたりすると良いかもしれません。
動作に自分なりの名称をつけることで再現性が高まる(=いつやっても同じ結果が得られる)気がします。
上級者の横線を拡大して見てみよう
ここからは参考情報としてみてください。
上級者の横線は更に極まっており、一つの線の中で、太い・細い・太いという3つのリズムが存在しています。
これを実現するための運ペンのイメージとしては、飛行機の離着陸をイメージすると良いかもしれません。
ゆるやかに離陸し、滑空し、ゆるやかに着陸。
超絶難しいので、これは1級合格したあとに練習すると良いでしょう。
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