硬筆・毛筆書写技能検定1級に合格する人としない人の作品の差は何なのか?
これについて書いていきたいと思います。
結論から言うと、”第一印象が良い”作品が合格し、そうでない作品は大体不合格になります。
まずはこの”第一印象が良い”というハードルすらクリアできていない作品は、まず不合格になります。
もちろん”第一印象が良い”だけで合格できるのは2級まで。
準1級以上は、そこから一字ずつ細かくチェックしていき、
・誤字脱字はないか
・楷書、行書、草書の書き振りを理解しているか
・字形は正確、確実、丁寧に書かれているか
など、最低でもこれらの項目は審査されます。
文章にすると結構簡単なところしか見られていないように思われるのですが、これがマァ〜〜奥が深い。
”奥が深いもの”だと理解できていない人の作品は、やっぱり浅い作品です。
ちなみに審査員は、地方審査員と中央審査員に分かれていて、準1級以上は中央審査員が担当します。
(私の曖昧な記憶だと、1次審査と2次審査があって、1次審査が地方審査員、2次審査で中央審査員だった記憶があるのですが。。。審査のプロセスはちょっと自信ないです。)
中央審査員の方はスゴイですよ。この方達の”審査の目”は誤魔化せないと思ったほうが良いです。
付け焼き刃な知識、生半可な知識じゃ100%太刀打ちできないです。
「もう、これぐらいで合格させてくれないかな?」
って考え方は捨てたほうがいいです。これは何回受験しても合格できない人の考え方です。
(私が過去、そうでした)
浅いところでいくら練習しても、やはり浅い経験しか身につきません。
1級合格のカギは、深いところまで勉強しようとする態度や姿勢です。
「そんなところまで見られているんですか?」
1級合格を目指している生徒さんの作品を添削するとき、
こういうふうによく生徒さんから言われるのですが、そういうものなのですよ1級合格の水準は!!
勉強というよりかは、”修行”だと思ったほうがいいです。
”字”を通して、人間としてレベルアップするための”修行”です。
まとめ
・1級は、第一印象が良い作品が合格する
・浅い練習では合格できない
・1級合格は、ある意味 ”修行”