字を書いているときに、手をベタっと紙面につけている人が多そうだったので記事にしてみました。
私も昔、手をベタっと紙面につけていた時代がありました。
「え、普通、手をベタっとつけるんじゃないの?」
このように思われるかもしれないのですが、この”ベタっと”が問題なのです。
ここがポイントです。
手をベタっとつけていると、指先でしかペンをコントロールできない
「ペンって指先でコントロールするんじゃないの?」
違うんですよ。
右腕全体でコントロールします。
なんなら意識的には上半身全体でコントロールするときもあります。
ですので、手をベタっとつけてしまうと指先しか上手にコントロールできず、お手本にあるようなキレイな字は書けないのです。
ベタっとではなく、手を少し浮かせることで、否が応でも右腕全体でコントロールできるようになります。
”ベタっと病”から脱却するためには、手首が上から吊るされているイメージを持つ
ベタっとつけてしまっている人は、単純に手を少し浮かせばいいだけの話なのですが、じゃあどれぐらい浮かせばいいのか、ってことなんですよね。
これは人それぞれ感覚があるので一概にはいえないのですが・・・・。
実際に、計りを使って重量を数値化してみました。
ベタっとして書いた状態
700g~800g

私が普段書いている状態
190g~250g

こんなに差がでます。
すごいと思いませんか。恐らく上級者の方は、無意識のうちにこれをやっていらっしゃるはずです。
キレイな字は、体得するもの&知識として覚えること
体得するとは?
[名](スル)体験を通して知ること。理解して自分のものにすること。「技を体得する」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BD%93%E5%BE%97/#jn-134015
キレイな字というのは、いろいろな要素が上手に掛けあわさって出来上がるものなんですね。
ですので、どれか一つの要素が欠けてしまったら、キレイに書くことが出来ません。
キレイに書くためのルールを覚えたとしても、やはりペンをコントロールする力が弱ければ、それがボトルネックとなって、それなりの字となってしまうわけです。
ペンをコントロールするための筋肉の使い方というか、そういった普段使わないような筋肉の微細なコントロールが必要になってくる気がします。
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