【硬筆】今すぐやめたほうが良い悪筆その1 「横線の書き始めに起筆を必ず作ってしまうこと」

今すぐやめたほうが良い悪筆についてまとめていきたいと思います。

これをやめないと、「体中に香水を振りかけ過ぎて逆に臭くなってる」のと同じぐらいヤバイので、そのヤバさにぜひすぐに気づいてほしいです。

第一弾は、「横線の書き始めに起筆を必ず作ってしまうこと」です。

”斜め45度の打ち込み”とも表現したりする場合があります。

「必ず作ってしまう」というところがポイントで、作りすぎると”うるさい”字になります。

漢字は、横線が1本、2本、もしくは3本含まれている字がほとんどです。

起筆をいれるべきタイミングは、

・横線1本の場合は、この横線にいれる。

・横線2本の場合は、下の横線にいれる。

・横線3本の場合は、一番下の横線にいれる。

これだけで、非常に落ち着いたキレイな字にみせることができます。

私はよく香水に例えるのですが、起筆のいれ方は、

”人がすれ違いざまに「あ、良い匂い」と、つい人が振り返ってしまう程度のさり気ない香水のまとい方”

と同じです。

何事も適切な量がいいのです。

「どうだ良い匂いだろう!!!!!もっと嗅げ!!!!」

という香水のまとい方は、周りに実害をもたらすスメルハラスメントなので、そのヤバさにはやく気がつきましょう。

幸い、字というものは起筆をいれまくってしまったところで何らハラスメントにはなりませんので、 もしこういったクセがある方がいましたら、ゆっくり直していきましょう。

ただし、例外として、縦線の書き始めは必ず起筆をいれたほうがむしろ良いので、ぜひいれていきましょう。

今回は以上です。

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