インターネット上で偶然、ポケモンのフシギダネの画像を見る機会がありました。
おそらく数年前なら、フシギダネから何も学ぶもの何もなく、すぐに閉じていたと思います。
しかし今の私が見たら、おもしろいことに学ぶことが多く、しばらくフシギダネのシルエットに見とれてしまっていました。
参考画像:フシギダネ
理由1.トゲトゲしい”鋭角”になっている部分がほとんどない
例えば、
あ、お、み、め、ぬ、な
など。
全て、クルっと回転する部分を持ってますよね。
ひらがなを書く時、この回転部分を包丁のような鋭さで書くよりかは、若干丸みを持たせるとキレイに見えます。
(→これが非常に難しく、かなりの熟練度を要します。お手本を見て真似ようとしても、なかなか真似できないでしょう)
上手なひらがなというのは、気づくか気づかないというレベルで微妙に丸み(柔らかさ)を持たせています。
理由2.無理のない自然な曲線美
「ひらがなを上手に書くコツは、くねらせると上手に書ける!」
と勘違いした人は、むやみやたらにひらがなの至るところでくねらせたりしています。
SNS上でよく見かける書道家の方々は、なぜかそういった傾向が強く、とても読みづらいひらがなを「お手本だ」といわんばかりにアップロードされています。
1、直線部分はちゃんと直線で書き、
2.基本的に連綿部分に若干曲線性を持たせて、
3.そして回転部はしっかりと大きく回転させる
という3つの原則を守れば、品のあるひらがなを書けます。
あとはひらがなの上手なシルエットを覚えるだけです。
どうして人は字をくねらせるのか?
恐らく達筆っぽく見えるからでしょう。
しかしそれは実用的な観点からは、最大の悪筆であるということを認識してほしいなぁと思います。
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