筆に墨汁をたっぷりつけると、紙がにじんでしまうことはありませんか。
これには理由があります。
今回は、「紙をにじませないためにはどうしたらいい?」という人向けに書いていきます。
紙をにじませないためのアプローチとして、2通り挙げられます。
・紙を替える
・墨汁を替える
です。
紙編、墨汁編と記事を分けていますので、ぜひ2つとも読んでみてください。
まずは紙から書いていきます。
半紙・半切は、2種類の製法がある
機械漉きと手漉きの種類があります。
機械漉き・・・機械で紙を作るので、大量生産可能。そのため安価な値段。
手漉き・・・手作業で紙を作るので、大量生産ができない。そのため高価な値段。
いわゆる清書用紙と呼ばれているものは、大体この手漉きの製法で作られています。
練習用紙は機械漉きで作られた紙が使われるのが一般的です。
清書用紙は別途購入という書道教室が多いと思いますが、清書用紙は高いので、無料で支給したくないのです。
練習用紙は無料で支給(教室内使用に限る)されていますよね。これは非常に安価だからできるのです。
基本的に機械漉きがにじまない
機械漉きの紙は、基本的にはにじみません。
中にはにじみやすいものもありますが、購入する際の商品説明欄に「機械漉き・にじみにくい」という文言が入っていれば、まずにじまないでしょう。
筆の筆圧が凄すぎて、紙が破れてしまう場合は?
お子さまの中には、筆を力いっぱい紙にこすりつけて、紙が破れてしまうことがあると思います。
その場合、単純に力を抜いてもらえればいいだけなのですが、やはり子どもにとっては力を抜くというのはとても難しいのです。
そんなときは、機械漉きの中でも、「特厚」という種類を選びましょう。
この「特厚」は紙が厚く作られており、非常に頑丈です。
つまり、何を選んでおけば無難?
半紙・半切ともに、「機械漉き・にじみにくい・特厚」この3つの要素を満たすものであれば、子ども用の紙としては十分すぎるほどの価値を発揮してくれるでしょう。
先生はどこで紙を購入しているの?
私は楽天でいつも購入していますが、下記サイト「半紙屋e-shop」での購入が多いです。
https://www.rakuten.co.jp/hanshiya/
たくさんの種類の紙を販売しているのですが、閲覧するだけでも勉強になるほどの情報量。いつも勉強させていただいています。
墨汁編はまた別記事にて書いていきます。
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