書道・習字は、筆と呼ばれる動物の毛を束ねた筆記具で、紙に文字を書く行為です。
硬筆と違って筆は、やはり慣れていないととても書きづらい筆記具になります。
しかし硬筆とは違い、文字を構成する点画に太い・細いの変化をつけることができ、それが硬筆で書いたときと比べ、より美しくより上品に、格調を高めることができます。
さて、どのような練習をすれば、筆の扱いに慣れるのでしょうか。
一番は、硬筆のようにスラスラ書かないことが大切だと思います。
紙に対して筆を入筆させたら、すぐに線を書こうとせず、そのまま一時停止します。
1秒~1.5秒くらいです。
その後はスッと線を引き、最後の紙から筆が離れるときも、すぐに離れるのではなく一時停止します。
こちらも1秒~1.5秒。
硬筆と大きく違うのが、この一時停止という時間が存在するところです。
(厳密にいえば硬筆も一時停止があるのですが)
まさしくこのリズムが、毛筆の動きといえるでしょう。
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