私は書道が好きで、特に古典(大昔の人が書いた文字)を眺めるのが好きだったりします。
1画1画、点画を指でなぞりながら、それが書かれているときの呼吸を読み取ります。
次はどんな点画がくるんだろう、どこから点画を書き始めるのだろう、とワクワクします。
もちろん臨書するのも好きですし、創作をするのも好きです。
そして今、教室を開いていて、たくさんの生徒さんに対して私が勉強してきたことを教えています。
教えることも好きなんですね。
書道と出会うことができた、これまでの自分の歩みに感謝です。
おそらく、どこかの人生のステージが1つ欠けただけでも、今こうして教室を開いていることはありませんし、書道と出会うことはなかったかもしれません。
書道の中で唯一避けているのは、展覧会に出品すること
展覧会への出品は避けています。
理由は、お金と時間がかかるからです。
私がもう少しお金持ちで、書くことだけに専念できていたら展覧会に出品していたでしょう。
ボンビーな私は、展覧会への出品は避けるというのが最適解になります。
投資に価値を感じなくなるとどうなるか
投資するからにはリターンがあり、例えばそれがお金になって返ってくる場合もあれば、成長する喜び、認められる喜びとして返ってくる、などなどありますよね。
私は人生を書道に投資していて、お墓に入るときも書道と一緒に入ると決めていますので、やはりリターンもそれなりのものがあります。
書道に投資することに価値を感じなくなると、それはきっとヤバイ事態なので、書道が好きだという気持ちを維持することがとても大切です。
書道が好きという気持ち、書道に対する情熱、これらの管理責任は自分にあり、それらが無くなるということは、管理責任を怠った自分が全部悪いのです。
他人のせいではありません。
書道が好きだという気持ちや情熱は誰にも侵害されてはいけないし、侵害してくる人がいたとしたら、それは自分の敵ということになり、敵とは戦わず逃げたほうが賢明なのです。