書写検定においては、楷書・行書・草書それぞれの書き振りについて、しっかり理解していなければなりません。
どういう書き振りにすると楷書になって、そこからどこを変化させると行書になって、更には草書になるのか。
これが理解できていないと、少なくとも1級合格は難しいです。
(書体の完成順は草書→行書→楷書ですょ)
2級までは、お手本写しが上手な人(一般的な教育書道団体の師範レベル)は問題なく合格できます。
ですので、書写に対しての理解がなくても大丈夫です。
1級からは、書写に対しての理解を試されます。
つまり、”頭の中にある、お手本のイメージ”をそっくりそのまま書いていても合格できたのが、
1級からは、その方法が通用しなくなるということです。
だから1級は難しいということなんですね。
勉強法を変えないといけない
1級からは、書写に対しての理解を深める勉強もしていかないといけないのですが、何度も1級に不合格になっている人は、この勉強をしていますか。
ひたすら先生のお手本を写す作業をしていたら、合格は10年以上かかると思います。
正直、1級の勉強は本当に面倒臭いです。
自分の中の、書に対しての価値観が変わるくらいの勉強を自分に強いていかないと合格は難しいです。
書写の勉強って何?
Amazonや楽天で購入できる、検定試験の公式テキストがありますので、まずはその公式テキストを購入しましょう。
公式テキストの中の、関連知識のページ内に覚えるべき知識が凝縮されているので、それをしっかり理解しましょう。
書写の理解をスルーしたために、私は失敗した
私の場合、書写の理解をスルーしたために、1級合格から遠ざかっていました。
1級を舐めてたってことですね。
「そんなこと別に覚えなくて良くない?
「そんな細かいところまで見るの?」
みたいな。
書写の理解を貪欲に追求した結果、毛筆の1級で文部科学大臣賞をとれたんです。(←これは運もありますけども)
暇があれば、SNSを見る代わりに書写検定の手びき(今でいう公式テキスト)をひたすら読んでましたからね。
ということで、書写の理解の重要性でした。