生徒募集しております
お問い合わせページからご連絡ください。

【初心者の方向け】【書き方アドバイス】2021 埼玉県 書き初め課題

今回、以下の方を対象にした記事となっています。

・書道教室などに通っていない方
・家や学校で頑張っている方

独学で頑張る方で、初心者レベルの方に、書き方の注意点やアドバイスなどをまとめてみました。

動画を撮影しようと思ったのですが、今年は文章のみということにします。

準備編・実技編と分かれています。

準備編

優先順位1位 「罫線付きの下敷きで書く」

罫線付きの下敷きを敷いて、書きましょう。

のちの実技編で詳しく説明しますが、紙面に対してバランスよく配置するときの助けになります。

おそらく学校で購入されていると思いますが、もし購入されていない場合、鵞毛堂さんにて購入できますので、よろしければ参考にしてください。鵞毛堂のページから問い合わせれば購入できます。

優先順位2位 「濃い目の墨汁で書く」

埼玉県の書き初め用紙(山の透かしが入っている清書用)は、結構にじみやすいです。

ダイソーなど100円ショップで販売されている墨汁で書くと、とにかくボワ~~と書いた文字がにじんでしまい、見栄えの悪い作品となります。
(100円の墨汁の品質が悪いというわけではなく、書きぞめ用紙との相性が悪いということです)

まずはこのにじみを抑えるために、濃い目の墨汁を使いましょう。

有名なのが、「玄宗 濃墨」です。

玄宗は、普通濃度・中濃墨・濃墨・超濃墨の4種類あり、

その中の「濃墨」という濃さです。

ひとまず、この濃度で書けば、にじみはほとんど抑えられますので、作品の見栄えは良くなります。

「墨汁をつけすぎだから、にじむのでは?」
こういった声もあると思います。確かにその通りなのです。
墨汁をつけすぎだから、にじむのです。
ですので、結局のところ100円の墨汁でも、墨汁をつけすぎなければにじみません。
しかし、初心者の方や子どもに、にじまないように筆に含ませる墨汁の量を上手に調整できるでしょうか。

ちなみに、プロほど紙と墨の相性を考えて、意図しないにじみは避けます。
「プロならどんな墨汁、紙でも上手に書ける」なんてものは、素人の方が考えた幻想です。
「プロなら、こうであってほしい!!!」という、謎の理想論の押し付けなのです。

腕の良い寿司職人なら、準備せずとも適当なネタやシャリで素晴らしい寿司を提供できるはずだ、みたいなヤバイ考え方に近いですよね。

とにかく、実技の前の準備が非常に大事で、そこでクオリティが決まってきます。

ということで、子どもは大人が思っている以上にまだ不器用で上手にできない存在なので、書き初めを上手に書く上での障壁は極力無くしてあげたほうが良いです。
それでも100円の墨汁で頑張るんだ!!!という方は、つけすぎないよう頑張ってください。

実技編

優先順位1位 「紙面に対して、文字数がバランスよく配置されていること」

まずはこれを目指してください。1文字1文字の字形のキレイさより、そもそも文字が紙面にきっちり収まっていないと話が始まりません。

3文字(れきし・まが玉)であれば、紙面を等分で3分割したときに、各お部屋に1文字が入るように書きます。

4文字(美しい心・山里の春)に関しても、紙面を等分に4分割し、各お部屋に1文字が入るように書きます。

とはいうものの、これすら難しいのです。

ですので、必ず罫線つき下敷きを使いましょう。

お手本に対して、下敷きの罫線と同じところに線を引くと尚良いです。
”1画目の書き出しをどこから始めればいいのか”が良く分かります。

優先順位2位 「筆を斜めにいれる」

紙面に対してバランスよく文字を配置することができたら、やっと文字をキレイに書くステップに突入します。

”ひらがな”や”漢字”は、書き始めは筆を斜めに入れると、かっこよくなります。

以下をご参考ください。

そして、気づいた方はスゴイです。

”ひらがな”と”漢字”で、斜めは斜めでも、微妙に角度が違うのです。

漢字は、斜め45度気味ですが、ひらがなはあまり斜めにしません。
どちらかというと直線気味ですよね。

この違いを表現できると良いですが、まずは最初のステップとして、”ひらがな””漢字”ともに、斜め45度をしっかり表現できるように目指してみましょう。

以下が、良くない例です。
斜めではなく、縦に筆を入れてしまう書き方です。
(書写の場合のお話です)

優先順位3位 「水平?右下がり?右上がり?」

筆のいれ方も出来たら、次は点画の傾きを表現していきましょう。

横画は、以下3パターンに分かれます。

・水平
・右上がり
・右下がり

縦画は、以下3パターンに分かれます。

・垂直
・左まがり
・右まがり

今回は、横画を優先的に頑張りましょう。
横画を水平・右上がり・右下がりのいずれか3パターンの表現をすることで、とても上手な印象を与えることができます。

例えば、

・れきし
 ・・・「れ」の2画目の書き出しの横画は、右上がり
 ・・・「き」の1画目と2画目は、右上がり
    「き」の4画目は、右さがり

・まが玉
 ・・・「ま」の1画目は水平、2画目は右上がり
 ・・・「が」の1画目の書き出しは、右上がり
 ・・・「玉」の横画は、上と真ん中は右上がり、下は水平(上にふくらむように書く)

など。

水平なのか、右上がりなのか、右下がりなのか、お手本を見ただけではなかなかそれを見破るのは難しいです。
ですので、お手本に対して水平な横線を書いて、その傾きを比べてみると良いです。
意外に傾いているのです。

まとめ

以上に挙げた優先順位を守っていただくだけで、それなりに見栄えの良い作品に仕上がります。

これ以上のレベルを求める場合は、細かい部分の修正作業に入ってくるので、一朝一夕では身につかないテクニックを習得する必要があります。

ということで、冬休みの宿題で書き初め課題が出た方など、参考にしてみてください。

コメント